CATFISHキャットフィッシュ

CATFISHキャットフィッシュ

Outline

猫、魚。
直訳すると、ナマズ。
ネットスラングで「なりすまし」を意味する。
今回のお話は、ホテルを舞台にした劇。
宇宙人が登場する物語。
時代が変われば、その都度かたちを変えて人類の前に現れるUFO。
彼らは人類にとって漠然とした不安の「なりすまし」である。
同時に彼らへの興味は、未知への好奇心の表れでもある。
ぼんやりと揺れ変わる今、「なりすまし」の彼らは、どんなかたちをしているか?

「わたしの脳がわたしに言葉を書かせます
脳はなぜわたしに
言葉を書かせるのでしょうか?
その昔、遠い星からやって来た宇宙人は
人ではなくて
言葉だった
としたら?
言葉という概念自体が生命で
われわれの侵略に成功したのだとしたら?
われわれが消えても
残された言葉が
データになって
どこかのなにかに
届くという事?
わたしの脳は
通信機器?
ちょっと待って
今、
「脳の秘密を解き明かそうとしているのも、脳自身」
と気づいて
ガーン!てなる脳!
わたしは脳に今も何かを書かされている(今も!)
つまりわたしは
わたしという存在は
脳のなりすまし

そんな事を考えながら
暮らしていたら
今回の劇ができました」

北川陽子

Information

Cast

2017年
初演クレジット
@CLASKA Room 402

演出:快快
脚本:北川陽子
出演:大道寺梨乃 山崎皓司 (以上、快快) 桑原史香 後藤剛範
技術監督:佐藤恵
舞台監督:森友樹
舞台美術:佐々木文美
舞台美術補佐:及川紗都
衣装:藤谷香子
記録:加藤和也
翻訳:吉岡友里
翻訳監修:Sebastian Breu
メインビジュアル:ハギーK
宣伝美術:廣岡孝弥
制作補佐:河村美帆香 小原光洋 横井貴子 小野寺里穂
協力:中山奈美 星野大輔 木元太郎
助成:アーツカウンシル東京
主催:快快

Performance

Works